あの『実録・連合赤軍』を観る

なんか不味い安酒を飲み過ぎたような後味。(wowow)。![]()
副題となった事象それ自体の持味なのかもしれないけど。
警察賛美の映画や、仮名で逃げまくった立松和平原作の映画はすでに観てたのだが、この映画の公開には随分気になっていた。
だが、諸事多忙で(田舎じゃ上映館もないし)、行動に結びつかなかった・・・。
--->>連合赤軍あさま山荘事件 のときもTV中継を横目でチラッとみたが、原則無視することにして稼業に集中してたんで・・・ふーん、という風に。
(若松孝二監督だからどうしても観なきゃという想いはあったし、制作委員会のblogも当然読んいて、上映までの経過を監視していた。
世間の関心度にも注視してたのが、それが結局、今日のテレビ鑑賞になってしまった。
・・・遠山への哀悼の意義はわかるとしても、結局、すべてを矮小化する池田信夫blogのコメント類や切通理利作blogなどと同位相又は自己撞着に落ち込んでしまうので、いまさら批評はしない。
・・・ずっと昔に観た土本の「辺田部落」のジットリした重さが懐かしい。)
せめて<若松語録>を転載しておこう。
「何がどうなっても、どうしても撮る。自分のためじゃない。
これを撮らないと死ねない、という思いなんだよ。
もしかしたら、命を落としていった若者たちが自分たちの思いを伝えて欲しいと言っているのかなと思うこともあるけど、とにかく、あの事実は、どうしても残しておかなくちゃいけないと思っているんだよ」
「あさま山荘の銃撃戦には、見ている側にもどこか拍手喝采があった。
なにしろ、国家に銃を向けたんだから。
でも、粛正がね。偉そうなこと言っても、事実は仲間殺しじゃないかと。
あれで変革への夢は汚れ、学生運動が一気に衰退していった」
『突入せよ!「あさま山荘」事件』だけは許せなかっ た。表現する人間が権力側から描いちゃいけないですよ。あの作品は、山荘の内側が全く描けていなかったでしょう?「何故、あの若者たちがあさま山荘に立て 篭もったのか?」そこが全く判らない。ただただ警察からの視点だけで、映画が始まったらもう立て篭もってしまっている。「なぜ?」が全く解明されない。し ようともしていない。あれじゃ、彼らがあまりにかわいそうじゃないかと。(中略)……冗談じゃねえっ(苦笑)!! ある意味、あの作品が今回俺にこの作品を撮らせたとも言えるけどね。どの作品も実録じゃない。『実録・連合赤軍』を撮ることが出来るのは、もう俺しかいないだろうと思って。
☆この『総括』っていうリンチ用語は、マスコミが裁判被告に対して良く使う『反省の言葉がない!』と同質何だナ。TVリポーターの深層心理は連赤に繋がってる、実に庶民的な常套句。ただ、直接身体的な暴力を表出してないだけに陰湿だ。
日頃、ゴクセンやRookies(「革命」を「高校卒業という栄誉」に侮蔑的に変容させたドラマ。)などのTVドラマに溢れている。
それに、TV報道で黒白を決める密室『裁判員制度』の行く末も隠れ見えた。
そして、最初、若松孝二に同調したのは
「ピンク映画ってのは、裸がどこかにあれば良いから、それを逆手に使えば良いんですよ。金がないからこういう映画しか出来なかったってのは嘘だからね。なかったらないなりに考えれば良いんだから。」
っていう「犯された白衣(だったか)」の『へー!女が天使になれんのかい?』という台詞。
そこは唐十郎より寺山 修司に言わせて欲しかったような。役名はたしか「美少年」。
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